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【ケーブルテレビ強化期間】ということでケーブルテレビに関連した資格を続けてご紹介してまいりましたが、今回で最後となります。

今回ご紹介するのは「第1級CATV技術者」です。

位置付け的には第2級CATV技術者よりは難しく、CATV総合監理技術者よりは優しい。いわゆるステップアップ途中の資格と言えるでしょうか。
ですが、第2級CATV技術者に比べると学ぶべき科目が増えておりかなり難しくなっている印象です。

今回も第1級CATV技術者について、試験の概要から合格率などまで様々な情報をまとめていますので、当ブログをご覧になりつつ、今のご自身で目指せる資格かご判断いただければと思います。

第1級CATV技術者とは?

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第1級CATV技術者資格は、CATV設備のシステム、調査・施工に関する専門的な技術知識を有し、CATV設備全般の設計・設置・維持管理等の業務を管理できる技術者を対象とした資格です​​。

国家資格か民間資格か

この資格は一般社団法人 日本CATV技術協会によって運営されており、民間資格に分類されます​​。
同協会が運営するCATV関連の資格には他に第2級CATV技術者、CATV総合監理技術者がありますが、第1級CATV技術者はそれらの中間的な難易度に位置するそうです。

資格が持つ歴史

第1級CATV技術者資格は、昭和58年(1983年)に設立された「有線テレビジョン放送技術者資格制度」の一部として開始されました。この制度は、CATV施設の設置、運用、維持管理等に必要な技術水準を高めるために設けられ、多くの技術者の育成に寄与してきました​

第1級CATV技術者が活かせる職種

第1級CATV技術者の資格を持つことで、以下のような職種で活躍することができます。

  • CATVネットワークエンジニア
  • CATVシステム設計技師
  • CATV施設管理者
  • 放送通信技術者
  • テレビ放送技術者

主にはケーブルテレビに関連する職種、企業での活躍が見込める資格となります。

第1級CATV技術者の受験・費用について

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第1級CATV技術者の受験に関する情報をまとめました。受験資格、講習・試験方法、受験料などまとめておりますので、受験の参考になればと思います。

受験資格

  • どなたでも受験可能:特に実務経験は必要ありませんが、講習と試験は日本語で行われます​​。

申込受付期間

  • 2023年度:11月1日〜11月20日(次回受付は2024年11月予定)。
  • 郵送での申し込みは不可。ホームページからのみの申し込み​。

講習・試験方法

  • 講習方法:eラーニング講習。パソコンやモバイル端末を利用した自己学習形式。
  • 試験方法:CBT試験。全国のテストセンターでコンピューターを使用して行われます​​。

受講受験料

  • 第1級CATV技術者:39,380円(税込)​​。

※CBT方式…Computer Based Testingの略です。試験会場に設置したパソコン等で受験が可能です
※2023年11月30日時点での情報となるため、詳細は該当サイトをご覧ください

その他の詳細については、一般社団法人 日本CATV技術協会HPをご覧ください。
一般社団法人 日本CATV技術協会:https://www.shikaku.catv.or.jp/entry/grade1.html

第1級CATV技術者の合格率と出題傾向について

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いつも通り、第1級CATV技術者試験に関する合格率と出題傾向についてまとめてみました。

合格率

  • 第1級CATV技術者の合格率は約50%とのことです。

出題傾向

  • 第1級CATV技術者試験の試験科目は2つあります。システム(60分)と調査・施工(60分)の試験を受け、両方に合格することで資格を取得できます​​。
  • 試験は誰でも受験できる形式で、実務経験は不要です。eラーニングが提供されており、試験対策がしやすい構造になっています。また、試験は全国のテストセンターでパソコンを使用して行われます。合格基準は60%以上の正答率です​​。

次の難易度となるCATV総合監理技術者が合格率20%ほどと非常に難易度が高いため、先に第1級CATV技術者試験に受験し、知識を増やしてから臨んだ方が良いかと思います。そういった意味ではステップアップに繋げるための資格といえそうです。

まとめ

今回は第1級CATV技術者についてまとめてみましたが、如何でしたでしょうか。

誰でも受験可能ではありますが、合格率50%ほどとやや難し目の資格になります。出来れば先に第2級CATV技術者を学び、資格を取ってからチャレンジしてみたいところですね!

ぜひ、ご紹介した資格情報を参考に、資格の取得を目指してみてください!

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