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私たちが普段、当たり前に恩恵を受けている照明ですが、そんな照明にも関連する資格が存在することはご存知でしょうか?

それが今回ご紹介する「照明士」という資格です。

業界によってはあまり馴染みのない資格かもしれませんが、実は照明の設計や開発だけでなく、ライブやテレビ番組などの空間を演出するための知識を身に付けるための資格でもあるんです。そう、私たちは普段から照明士の方の恩恵を受けているわけなんですね。

今回はそんな照明士について、いつも通り概要や歴史、受験方法などを調べてみました!難易度が高い資格ではあるので、こちらを読んですぐに受験しようと決心される方は少ないかもしれませんが、こんな資格もあるんだという発見には繋がるかと思います。ぜひ、最後までご覧ください♪

照明士とは?

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照明士は、照明に関する高度な専門知識を持つスペシャリストを認定する資格です。
この資格は、新しい照明機器の開発、照明環境の計画・設計、オフィスや店舗、住宅など様々な場所の照明コンサルティングに関する知識と技術を有していることを証明してくれます。特に照明関連企業や設計、インテリア、電気設備関連の企業で働く人々に人気のある資格とされています。

国家資格か民間資格か?

一般社団法人 照明学会によって認定されるもので、民間資格です。同社団法人が運営する照明に関する資格は他に照明コンサルタントがありますが、位置付け的には照明士はより上位の資格にあたるそうです。

普段であれば歴史なども記載しているのですが、残念ながら照明士に関わる具体的かつ確度の高い情報を見付けることが出来ませんでした。このまま、次の活躍できる職種紹介に移りたいと思います。

照明士が活かせる職種

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照明士の資格を持つことで活躍できる職種についてまとめてみました。

  1. 照明コンサルティング:
    • 新しい照明機器の開発、照明環境の計画や設計。
    • オフィス、店舗、住宅などの様々な場所での照明のアドバイスとコンサルティング。
  2. 建築業界:
    • ハウジングメーカー、建築設計事務所、工務店における照明設計。
    • 個人住宅から商業店舗、公共施設などの照明計画。
  3. 家電・家具(インテリア)業界:
    • 家電メーカー、照明メーカー、照明器具販売店での勤務。
    • インテリアショップでの照明器具の販売、プランニング、コーディネート業務。
  4. 照明専門会社:
    • 照明業務を請け負う専門会社での勤務。
    • 映像系の制作会社での照明業務。
  5. 公共施設やテレビ局:
    • コンサートホールやテレビ局での照明業務。
    • イベントや番組の内容に合わせた照明の計画と実施。
  6. 大規模な結婚式場:
    • 結婚式場での専属照明スタッフとしての勤務。

照明に関するお仕事ということで、設計や開発などは思い浮かびやすいかと思いますが、ライブやテレビでの照明など、照明で空間を演出するお仕事にも求められる資格です。

照明士の受験・費用について

次に照明士の受験に関する情報をまとめてみました。特筆すべきは一般社団法人 照明学会の会員になる必要があるという点でしょうか。また、講座の受講も必要なため、「とりあえず受けてみよう」「とりあえず資格を取ってみよう」には向かない資格かもしれません。

受講資格

  • 対象者: 照明に関心のある方ならどなたでも受講できます。ただし、一般社団法人 照明学会の会員であることが条件です。非会員の場合は、申込時に入会手続きが必要です​​​​。

講座内容

  • 講座目的: 照明関連業務に必要な、高度な専門知識の習得​​。
  • 講座期間: 2023年6月から2024年2月​​。※2024年以降のスケジュールは一般社団法人 照明学会の公式サイトをご覧ください
  • 学習内容: テキストに基づくテスト(演習問題への解答提出、7月〜10月、計4回)、課題テーマに対するレポート提出(10月〜11月)、照明に関する特別講義であるスクーリング(翌年1月)​​。

受講料

  • 会員: 37,400円(税込)
  • 新入会者: 44,900円(受講料37,400円+初年度会費7,500円)​​。

認定条件

  • 講座終了時点で照明学会の会員であること
  • 各回の演習問題に合格していること
  • レポート試験に合格していること
  • スクーリングの履修が認められること
  • 「照明士」の認定は、照明学会の会員である限り有効​​。

※2023年12月5日時点での情報となるため、詳細は該当サイトをご覧ください

その他の詳細については、一般社団法人 照明学会HPをご覧ください。
一般社団法人 照明学会:https://www.ieij.or.jp/educate/senmon.html

照明士の合格率と出題傾向について

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いつも通り、照明士に関する合格率と出題傾向も調べてみました。ただ、残念ながら合格率に関する情報は見つけられなかったので、出題傾向のみ掲載しています。

出題傾向:

  • 試験形式: テキストに基づくテストとレポートがあり、テストは合計4回、それぞれ10問の選択形式です​​。
  • 合格基準: 各テストは100点満点中60点以上で合格となります​​。
  • 試験科目: 照明士の試験では、視覚と照明、色彩と照明、光環境とその評価、光源と点灯回路、照明器具など、幅広い照明に関する専門知識が問われます​​。

照明に関する基礎的な知識が求められるという照明コンサルタントに対して、より専門的な知識が求められるのが照明士です。合格率に関する正確な情報は見つけられませんでしたが、下位に位置付けられる資格があることから、相応の難易度があることが推測できます。

まとめ

さて、今回は照明士についてまとめてみましたが、如何でしたでしょうか。

私たちが普段から何気なく恩恵を受けている照明にもプロフェッショナルが存在し、そんなプロフェッショナルに向けた資格があるということが少しでも伝わったのであれば嬉しいです。


また、照明士の下位資格である「照明コンサルタント」についても情報をまとめています。照明士に比べると照明コンサルタントは入門的な資格といえます。「未経験だけど照明士を目指したい!」そんな方には先に照明コンサルタントの記事をご覧いただいた方が良いかもしれません。

ぜひ、ご紹介した資格情報を参考に、資格の取得を目指してみてください!

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