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スキルレベル4という難易度に該当する資格はご存知でしょうか?
スキルレベルとは情報処理技術者系の資格で設定されている難易度で、スキルレベル4はその中でも特に難易度や専門性が高い資格とされています。

当ブログでも難易度かスキルレベル4の資格をご紹介してきましたが、合格率10%台が当たり前。
そんな難しい資格がスキルレベル4に該当する資格です。

今回ご紹介する「プロジェクトマネージャー試験(PM)」もスキルレベル4に該当する資格です。
調べたところ、難易度は他のスキルレベル4資格の例に漏れずゲキムズそうです…

ですが、その分、取得すればメリットも大いにある資格です。色々と知っていただく価値はあると思います!

今回も「どんな資格なのか?」「メリットやキャリアアップにどう繋がるのか?」、受験したい場合に気になる受験費用や試験傾向など、様々な視点から情報を整理しておりますので、ぜひご覧ください♪

プロジェクトマネージャー試験(PM)の概要

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プロジェクトマネージャー試験(PM)は、情報システムや組み込みシステムの開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの責任者としての適性を試す試験です。この試験は、プロジェクトの計画立案や実行管理、予算や品質管理などの能力を評価し、それらを適切に行える人材かを判断することを目的としています​​。

国家資格か民間資格か?

プロジェクトマネージャー試験は、情報処理技術者試験の一部として位置づけられています。これはIPA 独立行政法人 情報処理推進機構が運営している国家資格であり、情報技術分野での専門性と能力を認定するものです。試験制度はスキルレベル4に分類されており、高度な専門知識と技術が求められます​​。

※スキルレベルとは、情報処理技術者に関連する試験の難易度を指す指標で、スキルレベル4は最高難易度とされる資格に与えられるレベルです

資格が持つ歴史

残念ながらプロジェクトマネージャー試験の具体的な歴史に関する情報は見つかりませんでした。

なお、略称の「PM」は“P”roject “M”anagerから取られています。(わざわざ言う必要ないかもですが笑)

プロジェクトマネージャー試験(PM)が活かせる職種・メリットについて

プロジェクトマネージャー試験が活かせる職種はこちらです。難易度が高く、専門性も高い資格なので、高いレベルのお仕事も視野に入ります。

  • 通信・Webエンジニア: プロジェクトマネージャー試験はIT技術全般の知識を含むため、IT業界でのマネージャーやエンジニアの職種で非常に有用です。特に、システムエンジニア(SE)、データベース・サーバ・ネットワークエンジニア、アプリケーション開発エンジニアなどが該当します​​。
  • プロジェクトマネージャー(PM)・ITコンサル系: プロジェクトマネージメントのスキルは、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントの職種で特に重宝されます。これらの職種ではプロジェクトの計画、実行、管理が求められるため、試験で得た知識とスキルが直接役立ちます​​。
  • 事務・管理部門: 事務や管理部門でもプロジェクトマネージメントのスキルは有効です。たとえば、経理や人事、総務などの部門でもプロジェクトベースの作業が増えていますので、プロジェクトマネージャー試験の知識が役立つでしょう​​。
  • ビジネスコンサルタント・専門職系: プロジェクトマネージメントのスキルは、ビジネスコンサルタントや専門職の分野でも有用です。特に、プロジェクトの計画や管理を必要とする専門的な分野では、この資格がプラスに働くことが期待できます​

資格を取得するメリット

プロジェクトマネージャー試験の合格は、プロジェクトマネジメントに関する高いスキルと知識を持っていることの証明になります。そのため、資格を持っている事自体がメリットに繋がる資格です。

就職や転職、キャリアアップの際に有利になることはもちろん、フリーで仕事を受ける際の実力の証明にも使えるかと思います。

一方で素人が目指す資格としては難易度が高すぎるので、ちょっと知識を身に着けたいという方には向きません。
ご自身のキャリアを考え、将来的に必要か、しっかりと見極める必要があるかと思います。

プロジェクトマネージャー試験(PM)の受験・費用について

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プロジェクトマネージャー試験(PM)の受験概要についてまとめてみました。

試験概要

  • 受験資格:特に受験資格はありません​​。
  • 試験実施:年1回、秋期(10月)に筆記試験として実施​​。
  • 試験料:7,500円(税込)​​。

試験内容

  1. 午前Ⅰ(9:30~10:20)
    • 形式:多肢選択式(四肢択一)
    • 問題数:30問
  2. 午前Ⅱ(10:50~11:30)
    • 形式:多肢選択式(四肢択一)
    • 問題数:25問
  3. 午後Ⅰ(12:30~14:00)
    • 形式:記述式
    • 問題数:3問(2問解答)
  4. 午後Ⅱ(14:30~16:30)
    • 形式:論述式
    • 問題数:2問(1問解答)​​。

※2023年12月25日時点での情報となるため、詳細は該当サイトをご覧ください

詳細情報については、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構の公式サイトを参照してください: IPA 情報処理推進機構

プロジェクトマネージャー試験(PM)の合格率と出題傾向について

今回もプロジェクトマネージャー試験(PM)に関する合格率や出題傾向など、受験を考えている方にとってメリットに繋がる情報を調べてまいりました!参考の一つとしてご覧ください。

合格率

プロジェクトマネージャ試験の合格率は、過去7年間で13~15%前後となっています。
具体的には、令和4年度の秋期試験で14.1%でした​​。

出題形式と内容:

試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4部構成です。
午前Ⅰ、午前Ⅱは多肢選択式(四肢択一)、午後Ⅰは記述式、午後Ⅱは論述式となっています​​。

午前Ⅰでは、IT技術全般の基本知識が求められ、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系など広範囲な内容が出題されます。特にセキュリティ分野に重点が置かれています。午前Ⅱは、プロジェクトマネジメントに関する基本知識が中心です​​。

午後Ⅰ、午後Ⅱ試験では、プロジェクトの立ち上げ・計画、実行・管理、終結の範囲から出題されます。午後Ⅰ試験は、長文問題での記述が求められ、午後Ⅱ試験では、自分の考えを論述形式で解答する能力が必要です​​。

合格基準

午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ試験は100点満点中60点以上が合格基準です。
午後Ⅱ(論述式)試験では配点割合は設けられておらず、評価ランクがA~Dのうち、ランクAのみが合格となります​​。

まとめ

さて、今回はプロジェクトマネージャー試験、通称PMをご紹介いたしましたが如何でしたでしょうか。

スキルレベル4の資格ということで、やはり難易度は高く、気軽に受験をする資格ではありません。
あなたの将来的にとって必要な資格か、今のお仕事からキャリアアップに繋がるかなど、時間を使って資格を目指す以上は、しっかりと考えてから勉強した方が良いかと思います。

また、もっと難易度が低い資格(基本情報技術者試験やITストラテジスト試験など)もあるので、まずはそちらから勉強してみるのも良さそうです!


ぜひ、ご紹介した資格情報を参考に、色々とご検討ください!

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