
色の組み合わせって難しいですね、、、
いい感じの色合いにしたくて、配色を変更したらむしろ気色悪い色合いになってしまった、、、
なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?
さて、今回ご紹介するのはそんな色への知識と理解が求められる資格「カラーコーディネーター検定試験」です。
私個人の体感ですが、有名な資格だと思うので、名前を聞いたことがある方は多いかもしれません。
そんな方に向けて、カラーコーディネーター検定試験がどのような資格なのか、取得するメリットはあるのか、どのようなキャリアに影響があるかなど、情報をまとめてきました。
結論だけ先にお伝えすると、キャリアの幅を広げる資格であるとともに、学ぶことでファッションやデザインの理解をワンランク上に引き上げてくれる資格です。仮に資格を取らなくても、学ぶ価値は高そうです。
ぜひ、本ブログを通じて、 カラーコーディネーター検定試験についての理解を深め、ご興味を持っていただければと思います。
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カラーコーディネーター検定試験の概要

カラーコーディネーター検定試験は、色に関する知識やスキルを評価するための民間試験です。この試験は、ファッション業界やインテリアデザインなど、色を使ってコーディネートする仕事に興味がある人におすすめです。
試験では、基本的な色の見分け方や配色のルール、色彩心理学など、さまざまな知識が評価されます。また、色彩センスやトレンドを把握し、それを活かしてクリエイティブなコーディネートを行う能力も求められます。そのため、将来のキャリアのためだけでなく、自身の知識を広げるための学びのキッカケとして受験しても良いかもしれません。
カラーコーディネーター検定試験の歴史
カラーコーディネーター検定試験の歴史は、1990年11月に「ファッションカラーコーディネーター検定試験」としてスタートしました。その後「ファッションコーディネート色彩能力検定」と名称を変更し、2006年度からは「色彩検定」として実施されています。
以前は文部科学省認定の試験でしたが、認定制度の廃止に伴い、現在は文部科学省後援の試験となっています。色彩に関する試験としては、最も歴史があるそうです。
カラーコーディネーター検定試験の取得のメリット
カラーコーディネーター検定試験は、ファッション業界やインテリアデザインなど、色を使ってコーディネートする仕事に興味を持つ人に向けた資格です。そのため、将来的に先ほど挙げたような仕事に就きたい場合に、自身の知識やスキルを証明するための資格として役立つでしょう。
また、色の見分け方や配色の知識、色彩心理学などを体系的に学ぶキッカケにもなるので、自身の知識を深めることができる点もメリットとなるかと思います。色彩の知識はデザイン業界のみならず、営業資料やHPのデザインなど、様々な分野で活躍する知識なので、汎用性が高い知識を身につけるために勉強をするのもオススメです。
カラーコーディネーター検定試験を活かせる職種

カラーコーディネーター検定試験の資格を取得することで、以下のような職種で活躍することができます。
- ファッションコンサルタント
- スタイリスト
- インテリアコーディネーター
- メイクアップアーティスト
直接的にカラーコーディネーター検定試験が知識やスキルの証明として活躍するお仕事を挙げてみました。これらのお仕事を目指す場合、資格の取得を検討してみてください。
また、カラーコーディネートは、色で人の感情をコントロールする手段の一つです。先ほど挙げたように他の業界・職種でも直接的な証明にはならずとも、役立つ場面があると思います。
カラーコーディネーター検定試験の受験・費用について
カラーコーディネーター検定試験の受験方法や費用についてまとめてました。
- 受験方式と試験日時: 受験者は、IBT方式とCBT方式のどちらかを選択できます。IBT方式では、受験者が自宅や職場などのインターネット環境がある場所で受験します。一方、CBT方式では、全国にあるテストセンターで設置されたパソコンを使用して受験します
- 受験料: スタンダードクラスの受験料は5,500円(税込)、アドバンスクラスは7,700円(税込)です。受験資格については、学歴、年齢、性別、国籍による制限はありません。
- 勉強方法: カラーコーディネーター検定試験は独学でも十分合格可能です。特に通信講座を受ける必要はなく、公式テキストや市販の参考書を用いて独学での勉強が推奨されています。
- 必要な勉強時間: 勉強時間は個人差がありますが、およそ1~2ヶ月、50~100時間の勉強が目安です。ただし、色に関する知識がない場合や勉強に慣れていない場合は、それ以上の時間が必要になる可能性があります。
- 具体的な勉強法: 勉強計画の立て方、公式テキストの理解、問題集や過去問の活用、すき間時間の有効利用などが勉強法として推奨されています。公式テキストが基本となりますが、理解しにくい場合は市販の参考書の利用も有効です
※IBT方式…Internet-Based Testingの略です。インターネットを利用した試験方式で、オンライン受験が可能です
※CBT方式…Computer Based Testingの略です。試験会場に設置したパソコン等で受験が可能です
※2023年11月15日時点での情報となるため、詳細は該当サイトをご覧ください
IBT方式なのでオンライン受験が可能なのが良い点です。本業の合間などに受けてみるのも良いかもしれません。
その他の詳細については、東京商工会議所検定サイトHPをご覧ください。
東京商工会議所検定サイト:https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/
カラーコーディネーター検定試験の合格率と出題傾向について

カラーコーディネーター検定試験の合格率や出題傾向も調べてみました。
- 合格率と難易度:
- 出題傾向:
合格率などをみると、カラーコーディネーター検定試験は比較的合格しやすい資格であると言えますが、公式テキストをしっかりと理解し、応用できる能力を養うことが重要であることが分かります。また、多肢選択式の問題形式は、幅広い知識と理解が必要とされるため、対策としては公式テキストに沿った幅広い学習が必要となりそうです。
まとめ
今回はカラーコーディネーター検定試験についてまとめてみましたが、如何でしたでしょうか。
個人的にびっくりしたのは思ったよりも合格率が高い!ということでした。もちろん、「合格率が高い=カンタン」というわけではありませんが、当ブログでは合格率20%以下の資格なども扱っているので、それらに比べると本業とは直接関係が無くとも、勉強の一環として学ぶ価値があるようには感じました。
私自身、仕事では資料の作成などの業務で色彩や配色に悩むことは多いので、これから学んでみようかと思います。
ぜひ、ご紹介した資格情報を参考に、資格の取得を目指してみてください!