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デザインや色について学びたい。けど、色々種類があってなにから学べばよいかわからない、、、

今回はそんな方に向けて「カラーデザイン検定」をご紹介したいと思います。

色彩学に関わる資格は幾つか存在しますが「カラーデザイン検定」は比較的、デザイン初心者さん向けの資格ということで、これからデザインに関する知識を学びたい、本業とは関係ないが基礎的な知識を抑えたい、そんな方に向けた資格です。

カラーデザインの世界は奥が深い!受験する過程で色彩の効果や心理効果を理解することで、デザインにおけるメッセージ性や魅力を向上させ、あなたのデザインスキルをさらに高めてくれる資格になるでしょう。
ぜひ、本ブログを通じて、 カラーデザイン検定についての理解を深め、ご興味を持っていただければと思います。

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カラーデザイン検定は、色に関する知識や技能を問う試験で、国際カラーデザイン協会(ICD)が実施しています。この検定は1級から3級までの3段階に分かれており、受験資格に制限はなく、誰でも受験が可能です。

2009年に開始され、世界標準のカラーシステム「パントン」を日本で初めて導入した内容を含んでおり、ビジネスシーンで広く応用可能な検定として位置づけられています。なお、余談ですが国際カラーデザイン協会の会長であるアートディレクターの浅葉克己がデザインした合格証書が資格証として贈られるみたいです​​​​。

この検定は国家資格ではなく、認定資格に分類されます。カラーデザインに関する専門知識や技能を証明するための資格として、デザイン業界や色彩に関わる職種での活用が見込まれています。資格の創設から現在に至るまでの具体的な歴史的背景や変遷については、詳細な情報が見つかりませんでしたが、2009年の開始以来、色彩知識をビジネスに応用するための検定として認知されているそうです。

カラーデザイン検定を取得することには、以下のようなメリットがあります。

  • 専門知識の習得: カラーデザイン検定では、色の基本理論や効果的なカラープランニングの方法など、専門知識を習得することができます。これにより、デザインの品質を向上させることができます。
  • プロフェッショナルなスキルの証明: カラーデザイン検定の取得は、あなたがプロフェッショナルなカラーデザイナーであることを証明する手段となります。クライアントや雇用主からの信頼を獲得するための1つの手段ですね。
  • 就職や転職の強み: カラーデザイン検定の取得は、就職や転職活動において強力なアピールポイントとなります。デザイン会社や広告代理店など、デザインに関わるさまざまな職種で活躍するチャンスが広がります。
  • スキルアップの機会: カラーデザイン検定の取得は、自己啓発やスキルアップの機会となります。デザインの分野においては、常に新しいトレンドや技術が登場しますが、検定を通じて最新の情報やスキルを学ぶことができます。

カラーデザイン検定を取得することは、デザイン業界でのキャリアを築くためのステップになるだけでなく、あなたの経験やスキルをさらに高めるための学びのキッカケにもなります。

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カラーデザイン検定を受けることで、以下のような職種での活躍が期待できます。

  • グラフィックデザイナー: カラーデザイン検定の知識を活かして、ポスターやロゴなどのデザイン作業を行います。色彩の効果的な組み合わせや色の意味を理解することで、魅力的なデザインを生み出すことが期待されるお仕事です。
  • ウェブデザイナー: カラーデザイン検定の知識を活用して、ウェブサイトやアプリの配色やデザインを担当します。ユーザーにとって見やすく魅力的なデザインを作ることが求めらるお仕事です。
  • カラーマーケター: カラーデザイン検定の知識を活かし、マーケティング戦略に役立つ情報や効果的なカラーコミュニケーションを提供します。カラーブランド戦略や色の心理学を活用して、商品やサービスの魅力を最大限に引き出すことが期待されるお仕事です。
  • インテリアデザイナー: カラーデザイン検定の知識を活かして、室内空間の配色やカラープランニングを行います。心地よい空間を創り出し、インテリアデザインの品質を向上させることが期待されるお仕事です。

幅広い業界で応用の効く資格ですが、今回は主にデザイナー系のお仕事をリストアップいたしました。これらは、資格が無くともできるお仕事ではありますが、資格があることで、より就職や受注の獲得に有利になるでしょう。

カラーデザイン検定の受験や費用について、情報をまとめてみました。

  • 資格分類: 民間資格。
  • 受験資格: 制限はなく、どなたでも受験可能。
  • 試験内容: 選択方式。
  • 合格基準: 正解率70%以上。
  • 試験日程: 24時間365日受験可能。1級はインターネット試験として受付開始予定。
  • 受験料: 3級は個人申込で4,800円(税込)、団体申込で4,000円(税込)。2級は個人申込で5,500円(税込)、団体申込で4,800円(税込)。
  • 公式認定証: 希望する場合、有料(1,000円税込)で発行。

※2023年11月15日時点での情報となるため、詳細は該当サイトをご覧ください

24時間365日、いつでも受験できるというのが忙しい社会人の皆さまにとっては特に魅力的な点ではないでしょうか。どなたでも受けれる資格ですので、デザインに関わらないお仕事の方が、本業の合間に試験を受けるというのも良さそうです。

その他の詳細については、国際カラーデザイン協会のHPをご覧ください。
国際カラーデザイン協会:https://icd-color.com

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カラーデザイン検定の合格率について調べてみましたが、残念ながら見付けることが出来ませんでした。
出題範囲については幾つか情報を見付けることが出来たので、以下にまとめております。

出題範囲:

  • 3級: 色の連想と象徴、色名、色彩学の基礎、混色、食べ物と色、ファッションと色、インテリアと色。
  • 2級: 3級の内容に加えて、色知覚の三要素、光と色の関係、照明、眼のしくみ、色の見え方、ユニバーサルカラーの考え方、カラーシステム、配色の基本とカラーコーディネート、色の対比と同化、色の情報性など
  • 1級: 色彩と文化、色彩調和論など専門的なテーマが含まれ、2級や3級よりも深い知識と色彩利用の応用能力が求められます

主に色彩学の基礎知識を学ぶ検定です。色彩の知識はデザイン業務だけでなく、幅広い業種・職種で応用が効く知識なので、知識習得目的でまずは3級からチャレンジしても良いかもしれませんね。

今回はカラーデザイン検定についてまとめてみましたが、如何でしたでしょうか。

個人的に驚いたのは、24時間365日受験ができるという点。オンライン受験などは増えてきましたが、本当にいつでも受けれるというのは今まで調べた中でも中々ありません。受講料はかかってしまいますが、まずは気軽に受けてみて、傾向や対策を学ぶこともできそうです。

また、以前ご紹介した「カラーコーディネーター検定試験」に比べると、より基礎的な色彩に関する知識が学べるということで、他業種の方が学ぶにはカラーデザイン検定からのほうが良いかもしれませんね。

ぜひ、ご紹介した資格情報を参考に、資格の取得を目指してみてください!

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