
今回は「販売士」という資格をご紹介したいと思います。
とはいっても、よく名前は出る資格ですので、なんとなく販売員向けの資格であるということを知っている方は多いのではないでしょうか?
実はその解釈、少し足りていない解釈だったりします。
その名の通り販売員向けの資格ではあるのですが、実際にはもう少し広い範囲の知識や経験を求められる資格で、将来的に店舗管理などの仕事を目指しているのであれば、受験も一考の価値がある資格です♪
今回もそんな気になる販売士について、「どんな資格なのか?」「メリットやキャリアアップにどう繋がるのか?」、受験したい場合に気になる試験傾向など、様々な視点から情報を整理しておりますので、ぜひご覧ください♪
販売士(1級・2級・3級)の概要

販売士は、流通業界の小売店舗や流通業の現場における販売に関連する幅広い知識と技術を持つことを証明する資格です。日本商工会議所が主催する民間資格で、流通業界での専門知識や技術の習得を目的としています。
販売士の概要
- 資格の種類: 販売士は民間資格です。
- 学べる知識と技術: 小売店舗での接客技術、商品知識、仕入れ、在庫管理、マーケティングなど。
- レベル別の内容: 3〜1級までの難易度に別れていて、3級(基本的な販売員レベル)、2級(売場の管理者レベル)、1級(店長や経営者レベル)とされています。
- 更新制度: 5年ごとに資格の更新が必要です。
販売士の歴史
販売士と聞くと店舗などでの接客をイメージされるかと思いますが、販売士という資格はもう少し広義的な内容を含む資格です。接客だけでなく、マーケティングや店舗管理についても知識が求められる点にはご注意ください。
販売士(1級・2級・3級)が活かせる職種

販売士の資格を持つことで、以下のような職種で活躍することができます。
- 小売店舗の販売員
- 百貨店や量販店の販売員
- コスメティックスやファッションの販売員
- 飲食店のサービススタッフ
- 複数の販売チャネルを管理する営業職
販売士取得のメリット
既に小売店などで販売員として働いている方にとっては、接客や店舗管理などに関する知識を体系的に学ぶ機会になることがわかりやすいメリットかと思います。
私も過去に接客業や店舗管理を行った経験はありますが、体系的に学んだわけではないので、自分の知識・経験が正しいものだったのかは自信がありません。これらは、「現場で先輩から学んだ」という方も多いと思いますので、基礎を知っておくのは大事なことですよね。
また、2級以上の資格は管理者レベルの内容になってくるため、キャリアアップを考えている場合は、将来に備えて学んでおくのにも良い資格かと思います。
販売士(1級・2級・3級)の受験・費用について
販売士の受験に関する情報をまとめてみました。受験資格、試験内容、受験方法、受験料などの参考にご覧ください。
受験資格
試験内容
- 1級: 穴埋め記述式と穴埋め択一式があり、1科目20問、合計で100問です。試験時間は90分。
- 2級・3級: 正誤択一式と穴埋め択一式で、1科目20問、合計100問です。2級の試験時間は70分、3級は60分。
試験日程
2024年より、販売士検定試験はネット試験として随時受験が可能になりました。各試験会場での空き時間を事前に確認し、申込ページから希望する試験会場と日時を選択して申請できます。
学習方法
販売士ハンドブックを使用して学習することが推奨されています。このハンドブックから、1級試験問題の70%、2級試験問題の80%、3級試験問題の90%が出題されます。
合格確認方法
試験後、パソコン画面でスコアレポートが配布され、合否を確認できます。合格者には、日本商工会議所より販売士認定証のカードが自宅に郵送されます
※2024年1月17日時点での情報となるため、詳細は該当サイトをご覧ください
その他の詳細については、日本商工会議所HPをご覧ください。
日本商工会議所:https://www.kentei.ne.jp/retailsales
販売士(1級・2級・3級)の合格率と出題傾向について

いつも通り販売士試験に関する合格率や出題傾向を調べてきました。受験を検討されている方はぜひ、ご覧ください。
合格率
- 1級:ネット試験の合格率は18.3%(2023年4月1日~9月30日)
- 2級:ネット試験では54.4%(2023年4月1日~9月30日)
- 3級:合格率は60%から80%で推移しています
出題傾向
勉強法
- 共通:販売士ハンドブックの読解、過去問題集の解析と復習が基本的な勉強法です。1級、2級、3級に共通し、適切な勉強時間と期間を設けることが重要です。
- 1級:約100時間の勉強が推奨され、約4カ月の期間が理想とされています。
- 2級:約70時間の勉強が推奨され、約3カ月の期間が理想とされています。
- 3級:約50時間の勉強が推奨され、約2カ月の期間が理想とされています。
販売士試験は、3級が基本レベル、2級が応用レベル、1級が高度な専門知識を要求されるレベルとなっており、それぞれの級に応じた勉強法と期間が推奨されています。特に1級は合格率が低いため、しっかりとした準備が必要です。一方、3級は比較的合格しやすく、基本的な知識の習得が中心となります。2級はこれらの中間に位置し、用語の理解と応用が求められます。それぞれのレベルに応じた適切な勉強時間と期間を設定し、計画的な学習が合格への鍵となりそうですね。
まとめ
さて、今回は「販売士」について色々と調べてきた情報をまとめてみましたが如何でしたでしょうか?
なんとなく「販売士 = 販売員向けの資格」というイメージが湧きますが、実際には接客だけでなくマーケティングや店舗管理、流入など、「販売」に関わる広い知識が求められる資格でした。
一販売員として終わらず、さらなる知識を身に付けるためには良い資格になりそうですね!
ぜひ、ご紹介した資格情報を参考に、資格の取得を目指してみてください!
また、学習方法や知識の習得に不安を感じるのであれば専用の講座を受講するというのもオススメです♪
今はオンライン講座でスマホやPCを使って自宅で受講するという手もあるので、ご自身の学習スタイルに合うやり方を探してみてください、
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